ACALL利用者インタビュー
白鳥 喜章様Yoshiaki Shiratori
Sansan株式会社
「自由と一体感を大事にしたい」。
Sansanの「働き方の革新」を支える本社オフィスがアップデート
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとし、クラウド名刺管理サービス『Sansan』『Eight』を提供しているSansan株式会社。ACALL導入のお話だけでなく、オフィスづくりへの想いや、「働き方の革新」のために取り組まれていることなど、さまざまなお話をお伺いしました。
公開日:2019年10月11日
壁のない、社内の繋がりを感じられる空間にしたかった
ー御社は今年の夏に、表参道本社をアップデートされました。今回のオフィスのアップデートには、どんな想い・こだわりが詰まっているのでしょうか
壁のない、社内の繋がりが感じられる空間にすることで、社内のコミュニケーションロスをなくしたいと思っていました。そこで、全体にガラスを活用して抜け感を出し、透明感・みずみずしさを表現しています。また、Sansanのイメージカラーであるブルーやパッションレッドを盛り込んでデザインしています。
ーオフィスのアップデートの際に、ACALLもエントランスに設置いただきました。サイネージの画像もとても素敵ですね
エントランスに設置する受付用のACALLでも、統一感を演出できたら良いなと思っていました。
ACALLの受付画面に使用している写真についても、エントランス全体のデザインと調和するよう社内で検討を行い、一番ぴったりときたものを選定しました。
ACALLは、カラーやデザインなどの設定が柔軟で、意匠に合わせてカスタマイズができるところは社内のデザイナーにも高評価。デザイナーから率先して「デザインをやらせてほしい!」と言われるくらいです。
ーACALLをお選びいただいたポイントはどのあたりだったのでしょう
選定の際は、機能面だけでなく今後の発展性・カスタマイズ性を重視しました。ACALLは「社内で利用しているWorkplaceへ来訪通知ができる」、「オフィスの意匠に合わせてデザインもカスタマイズできる」、「iPad上で動作するため台数の追加も容易」といった点にスピード感と発展性を感じ、採用させていただくこととなりました。
ACALLの、デザインを含め、設定が柔軟でカスタマイズが容易にできるところは特に気に入っています。たとえば、同じ拠点内で、フロア間の部署の移動等が発生したときも迅速に柔軟に対応できる。また、部門ごとの異なる運用に合わせてカスタマイズできるため、全体的に受付業務の最適化ができています。
お越しいただいたお客様を会議室にお通しするまでの体験をよりよいものにしたい
ー実際にACALLを導入してみて、どのような変化がありましたか?
以前は受付に来訪者の行列ができてしまうことが多く、エントランス自体がごちゃごちゃした風合いになってしまっていたんです。こういったことはACALLを導入して解消されました。
使い慣れたWorkplaceのチャットへ通知が届くため来訪にすぐに気づけますし、受付で担当者を呼び出していただいたあとの表示メッセージをカスタマイズすることで、無人受付でも、来訪者を待ち合いスペースへ誘導する導線ができています。この変化は大きかったですね。
ー社内だけでなく、来訪者側の感じ方も大切にされているんですね
お越しいただいたお客様を会議室にお通しするまでの体験は、すごく大事だと思っています。この体験の質によって、そのあとの打ち合わせの質も変わる。たとえば入るだけで疲れてしまう受付もありますよね。「やっと辿り着いた…」みたいな思いをさせるのは嫌なんです。
これからACALLに期待していることは…
ー御社は今後もオフィス増床を予定されているかと思います。これからのSansanオフィスがどんな展開になっていくのか、そのなかでACALLに期待されていることがあれば、ぜひお聞かせください
まずは、ACALLで会議室の効率化にも取り組みたいです。
ACALLのスマートフォンアプリで、空き会議室状況を見たり、会議室の予約ができるのでぜひ使いたいと思っています。前はオフィスに会議室一覧のモニタがあったのですが、結局わかりづらくてやめてしまいました。
スマホアプリがADFS連携・シングルサインオンに対応されたら使いたいので、待っています!
ーACALLスマホアプリのシングルサインオン対応は近日にリリース予定ですので、楽しみにお待ちください!
会議室不足については、フロアを増床するタイミングでオープンミーティングスペースや社内専用会議室を作ったりして、若干は解決しました。ただ、空予約は常に一定数あると思います。多いのは、早めに会議が終わったのに、そのあと会議室が解放されていないこと。空予約よりそちらの方が問題ですね。
ーACALLの会議室管理機能では空予約防止も会議室予約状況のリアルタイム反映も対応しています。ADFS連携が完了したら、ぜひそのあたりもお手伝いさせてください。
将来的には、会議室にはiPadを置かずにスマホで状況把握できるようにしたいですね。その方が会議室の雰囲気も崩さずスマートに見せられます。iPadに表示するアプリの配色、背景、ロゴのデザインや、そもそもiPadを取り付けるだけでも、部屋の雰囲気は変わってしまうので。会議室も、意匠にはこだわりたいと思っているんです。
ーありがとうございます。会議室管理のMEETINGアプリについては、今後も急ピッチで進化予定です。貴重なご意見として参考にさせていただきます。
自由なところと管理できるところのバランスがすごく大事だと思っています
ーSansanさまは「働き方の革新をする」というテーマを大事にされています。より良い働き方をするために、どんな工夫をされているのでしょうか
生産性向上のため、多様なニーズになるべく応えられるような、働き方を選べるオフィスを心掛けています。自席スペースはもちろん、「Stadium」というフリースペースでも良いですし、立っても座っても、ソファに寝てもいいです。バランスボールに乗りながら仕事をする人もいます。
基本的に、自由に働ける環境を作りたいんです。場所やスタイルを選ばなくてもいいようにしたい。そうなると、スマートフォンで通知を受け取ることは必須になるんです。
ーリモート勤務やフレックスは導入されていますか?
自宅勤務は回数を決めて導入しています。エンジニアは集中したいときなどによく使っていますね。
フレックス制度については、慎重に議論をしているところです。時間を決めていることによる一体感はあるので、バラバラにならないようにしたいと思っています。
ー自由に働ける環境を作る、というチャレンジにおいて、他に何か気を配っていることはありますか
情シス目線ですが、自由なところと管理できるところのバランスがすごく大事だと思っています。
一般的には管理に意識が寄りがちだと思いますが、あまりに管理が強くなると社員はやりづらくなる。でも逆に、自由にしすぎると統制が取れなくなる。
自由な社風は保っていきたいと思っていますし、そのひとつとして、働く場所やスタイルを自由にしている、というのもあります。今後オフィスを増床する中でも、そういうことは考えていきたいです。
みんなが一体感を持つことでバランスが保てる
ーたしかに、監視が強い会社もまだ多いように感じますが、これからは個を主体とした働き方や、それを支えるインフラが世の中に求められていくのかなと思います
だからこそ、会社全体の一体感も重要視しています。みんなが一体感を持つことで、ベクトルを同じ方向に向けられるし、バランスが保てる。たとえば、何かインシデントがあっても、気づきがおのずとメンバーから上がってくる、というようなことができるんです。
ーどのように一体感をつくられているのでしょうか
具体的に言えば、会社全体としてのミッションがあって、そこに紐づいたかたちで部門ミッションがある。その上で、個人のミッション・目標を設定する。そういうのが繋がって会社ができるのだ、という目線を合わせる全社会議を、月に2回行っています。
また、日々の業務については、非常にシンプルな方法で一体感をつくっています。
昨年からの取り組みでは、各拠点にiPadを設置してweb会議を常時接続し、所属グループの本社デスクにもiPadを設置しました。それによって、あたかもそこにその人がいるかのように話すことができます。ミーティングにも、そのiPadを持っていけば拠点の人も自然に参加できる。壁にスクリーンを置くよりわかりやすいんです。
拠点がないところで働くメンバーがいれば、そこに拠点を作ればいい。会社全体で一体感をつくればいいんです。
ーACALLの導入から、オフィスへの想い、ワークスタイルについての取り組みなど、盛りだくさんでした。貴重なお話、本当にありがとうございました!